今春機会に恵まれて全米ステーキコンテスト協会の公認ジャッジになった。大会での審査は別に強制ではないので、今迄はペーパードライバーのようなもの。でもたまたまダラスでコンテストが行われたので、ジャッジの初体験をしてきた。
50チーム程参加の小さな大会ではあったがそれでも25チームのステーキを試食し採点をした訳だが、最初は緊張したものの最後は面白く楽しい体験だった。
でも今回審査員をやったことで少なからずの未知の発見があった。リブアイやフィレは最高部位だから、バーベキュー用の肉と違いまあ誰が焼いても基本的には美味いと思っていた。ところがである。25人の異なった料理人がいると25 種類の味がある。見栄え、焼き具合、柔らかさとジューシー度合い、そして勿論あじ。同じ素材を使ってもピンキリなのである。
そして何時ものことながら、アメリカのステーキ料理オタクはやる事が半端ないたかが一枚のステーキを焼くのにカスタムメイドの大きなグリルを、これまたデカいキャンピングカーで引っ張りやって来る。人生を大いに楽しんでいる遊び心溢れる連中のライフスタイルを我々も学んで行きたいものである