念願の馬場完成
暫くのご無沙汰。でも、それは理由があってのこと。ここテキサスも冬がやっと終わり、一気に春!天気も良い日が続くので野良仕事もはかどる。ゴールデンウイーク前後からお客さんがやってくる。それまでにはライディングアリーナと言うか乗馬練習場と言うか馬場と言うかその類のものを作り、格好をつけねばならない。馬達の搬入も間近か、もう一時の猶予もない。業者に依頼し作ることも考えたが費用があまりにも高すぎるので、自分達でホームメイドの馬場を作ることに決めた。
縦30メートル、横60メートルの広さがあれば、練習用としては十分であろう。砂は大型ダンプ12台を入れた。そしてそれを整地するために小型重機をレンタル、丸2日かかったが今までトラクター以上のものは運転したことがなかったので最初は戸惑ったが、慣れればとても面白い作業だった。周りを囲むフェンスの杭を長く深く地中に打ち込まねばならないので、これは近所の友達の穴掘削機を借り、セメントを流し込んで固定した。出来上がりは写真の如く、何とかそれらしくなったので基本的には満足している。オヤジと息子の合作。きっと天空にいるママが微笑んでいることだろう。
アメリカと言う国で学ばされたことは数限りない。これもほんの一例。業者に何かを頼めば、ベラボーに高い。依頼しOKをもらっても、今度は中々やってこない。やって来ても約束通りの工期などあってないようなもの。そして究極は、出来上がりの仕事が結構いい加減ときている(爆笑)。道理でこの国ではDO-IT-YOURSELFが大流行り。自分でやった方が全てに満足度が高く、フラストレーションを感じることもなく、従って毎日の力仕事の後のビールの味が格別なのである。