やっといい感じになってきた。この前は厩舎と言う言葉を使ったが、それは競馬用語として馴染み深い。しかしこの牧場や西部の舞台では、何故か馬小屋と言った方がピッタリする。またこの建物の中には馬具などを収納する小部屋も作らねばならないからまだまだ完成には時間がかかりそう。
そしてもう一つ厄介なプロジェクトは、初代オーナーのマイクシニアはこの馬小屋の一角に小さな居住空間を作りいずれそこに住むんだと、力んでいる。彼は40年前アメリカへの移住を決意、コロラドのロッキー山中でのカウボーイ生活を始めたのだが、最初に住んだのが奴隷小屋にも似たところで最低限の生活をしたらしい。どうも、原点に却って邂逅に耽りたいようだ。彼はもう聞く耳持たない歳になったから、好きなようにさせるしかないなあと思っている。